AutoFor株式会社

AutoFor株式会社は業務プロセスを「自動化する」ことを通じて、働き方改革と企業の競争力強化に貢献します。その名前も、R.E.M.のアルバム「Automatic For The People」からインスピレーションを受け、「人々のための自動化」を意味する「Autofor」と名付けました。

業務改善を追求する全ての企業に対し、RPA技術を最大限に活用した解決策を提供します。私たちは、お客様のビジネスをより効率的にし、業績を向上させることを約束します。それは同時に、業務の質向上と生産性の向上をもたらします。

今後も私たちは、RPAを最大限に活用し、企業が自身のビジネスを進化させ、効率化し、生産性を高めることができるようなパートナーであり続けます。そして新たな働き方の時代を一緒に創り上げて参ります。

1.RPAによる業務改善コンサルティング

 

Autofor株式会社では、RPAを駆使した業務改善コンサルティングを専門に提供しています。お客様の業務プロセスを詳細に理解することから始め、個々のニーズに合わせた最適なRPAの導入計画を策定します。RPAの導入は、時間の短縮やコスト削減に直結しますが、私たちの目指すところは、それだけではありません。より高品質、より安全性の高い業務運営の実現を追求しています。私たちは、あなたのビジネスを全力でサポートし、一緒に業務改善を進めていきます。

 

2. RPAのエンジニア事業

RPAのエンジニア事業では、開発から保守に至るまで、全工程を一貫してカバーします。専門知識と経験豊富なエンジニアが、RPAの設計、開発、テスト、導入、そして保守といった一連の作業を遂行します。その全ては、最適なソリューションを提供し、お客様の業務改善と業績向上に資することを目指しています。

3. RPAの市民開発支援

“市民開発”は一般の個人や組織が、専門的な開発者ではないにも関わらず、自分たちの手でソフトウェアやアプリケーションの開発を行うことを指します。プロの開発者ではなく、一般市民がITツールを使いこなし、自らの課題を解決するためのソフトウェアを開発する動きを指す言葉となります。

RPAの市民開発支援では、初学者から経験者まで、全ての市民開発者を対象に幅広い支援を提供します。この市民開発者のために、私たちはオンラインによる開発ガイダンスやエラーハンドリングを通じて、RPA開発の障壁を取り払います。初心者でも安心してRPA市民開発に取り組めるよう、また市民開発過程で出会う様々な課題解決をサポートし、RPAを最大限に活用できる環境を整えます。

代表取締役

UiPath zipファイルを解凍 実装編

1つのアクティビティに3つの例外処理?実装する時の例外とは?

zipファイルを解凍するだけの場合、使用するアクティビティは一つ、Invoke Mehodだけです。しかし、実際に作り込むときは様々な例外処理を考えておきながら、フローチャートを作成する必要があります。

基礎編はこちらから。

想定ケース Chromeからzipをダウンロードして解凍

今回は、以下のような前提でzipファイルの解凍を実践していきたいと思います。

  1. Google Chromeからzipファイルをダウンロードする(名前を付けて保存)
  2. ダウンロードしたzipファイルを同一フォルダに解凍する
  3. 解凍後、zipファイルは不要なので削除する

普段の業務でもよくある流れですね。それでは実践していきましょう。

簡易的なフローチャート

簡単なフローチャートです。こういうのを仕様書って言うのは変だなぁ。

実際のワークフローがこちら

長めになってしまいました笑

例外処理 ダウンロード完了するまで解凍を待機できているか?

ダウンロード開始直後にzipファイルを解凍すると、「zipファイルは存在しません」という旨のエラーが発生します。

すぐに解凍するのではなく、ダウンロードが完了するまで待機しておきましょう。

例外処理 ネットワークの不調によるダウンロード失敗していないか?

また、何かしらのネットワークエラーでダウンロードが完了しないケースも発生するので、超過時間を設定して、無限ループを制御しておきます。
今回は「max_minutes」を用意して、10分 経過したらスローを投げます。

zipのパスを分解して、解凍先パスを取得

zipファイルの格納先は各実行環境において異なるでしょう。folder_path など既定値を定めるのも一つの手ではあると思いますが、今回はVB.NETのSystem.IO.Pathを使って、パスを分解していきたいと思います。

解凍前のdownload_pathの変数は末尾に「xxxxxx\xxxxx\.zip」とついていますが、
解凍後のdownload_pathの変数は「 xxxxxx\xxxxx」になるはずです。

例えば、変数「zip_path」と「unzip_path」2つを用意しても良いのですが、基本的には次の工程で処理されるのは解凍後のパスです。ひとつの変数「download_path」を使い続けながら、パスを変えていきたいと思います。

例外処理:解凍先に同一名のフォルダがないか?

解凍先のフォルダパスと同じフォルダが存在していた場合、エラーが発生します。

実際のエラー画面。「既に存在します」と文字が出ています。

そのため、事前に解凍先のフォルダパスが存在するのかをチェックし、もしも存在した場合、削除するエラーハンドリングを事前に組み込みます。

最後にzipフォルダを削除

最後に、download_path + extension でzipパスになるので、そこを削除すれば完成です。

まとめ

長かったですね。たった1つのアクティビティを実装するために、様々なアクティビティを配置していきました。ここらへんがRPAの難しさであり、面白さです。

それでは。

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